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『アンネ』の脚本について


《東北関東大震災でお亡くなりになった方のご冥福を心より祈ります。
 また被災に遭われた方々が一日も早くもとの暮らしに戻れますように‥‥》


『アンネ』の脚本は、2年間という贅沢な準備期間を頂きました。
でもそのはじめの1年半は(つまり大部分は)、
上演された脚本とはまったく別のストーリーを考えていました。

それはこんな物語です‥‥

‥‥日本人の14歳の少女が父(母と離婚した)に会う為に
アムステルダムへやって来ました。
彼女は時間を持て余し、ひとり、アンネ・フランク博物館の
アンネの部屋を訪れます。
そこで立ちくらみ、気を失った彼女の前に、アンネ・フランクが姿を現します。
アンネは彼女をキティと呼び、互いの悩みを打ち明け合うようになります‥‥。

いまの若い人にも身近に感じることができるようにと考えた設定でした。
脚本もほぼ完成‥‥。ところが、演出の山下さんと仕上げをしている時、
ふと、とても当たり前な一点に気づいたのです。

それは1929年生まれのアンネ・フランクが生きていれば、
まだ80歳!(初演時の2009年に)ということ。

そのことが頭から離れなくなりました。
彼女が闊達に生きて、恋に悩んで、将来を思いやったのは
そんな遠い昔のことじゃない。
そして、それまで書いた脚本を山下さんと思い切って捨てる決心をしました‥‥。

完成させた脚本はある意味、とてもシンプルにできています。
アンネの日記と、エッセイ、童話などから作られているからです。
そこにはアンネがどんなに世界を愛しているか、将来、どんな風に
生きていきたいか、そんなエネルギーがギシギシと充満しているのです。
戦争下の話ゆえ、決して楽しいことばかりではありませんが、
繊細で自由闊達な夢が満ち溢れています。

今回嬉しいことに、劇団ひまわり60周年記念公演の第1弾に選ばれました。
それはひとえに初演に携わった仲間たちのお陰に違いありません。
そして、今回もまた、厳しいオーディションを経て、フレッシュで柔軟な
俳優たちが結集しました。
もちろん、初演同様、スタッフの皆さんはとても鼻息が荒いし‥‥。

是非、そんな『アンネ』に劇場でじかに触れてみて下さい。


《アンネ・フランクが過酷な状況の中でも、決して失わなかったのは想像力です。
 いま日本に住むわたしたちに求められているものも、他人を思いやる
 想像力ではないでしょうか‥‥》

脚本家:横山一真
脚本家 横山一真
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