スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

楽士


3月11日を境に、ざわめく心と付き合いながら
作曲し演奏し稽古に参加しています。

それは皆さんも同じではないでしょうか。
しかし、前を向いてしっかり歩いていくということは
変わらずにいたいと強く思っています。

「アンネの日記」という本を読む時、
生きるということに全てのエネルギーを注ぎ込むアンネの姿、
そのことに僕たちの心はふるえます。

それはもちろん、そうせざるを得ないとても理不尽な状況に
追い込まれていたから、ということもあるでしょう。

しかし、「アンネの日記」を読んで改めて僕たちが感動するのは、
強い心を持って前を向いて歩いていこうとする姿と、
その圧倒的に短く凝縮された一人の少女の成長を
垣間見られることなのは間違いないと思います。

今、命というものを見つめ直す時に出会ってしまった僕たちは、
まさにそれぞれがアンネを心に抱きながら生きていくのでしょうね。
そのことを皆さんと共有出来るささやかな時間を作れるよう
役者たちは日々稽古に励んでいます。是非、劇場にお越し下さい。

東北・北関東の皆さんに一刻も早い心の平安が訪れますように、
そして日本が元気になりますよう、
心から願っております。

楽士 和田 啓



一昨年、この「アンネ」という舞台に関わるまで、
”アンネの日記”の存在と、彼女がどういう運命をたどったのか
ということくらいは知っていましたが、実は読んだことはなかったのでした。

実際に読んでみると、想像していたアンネと、
その文章の中から浮かび上がるアンネは全然違う。
聡明で、感性が豊かで、好奇心に溢れ、気まぐれで、おしゃま。
誰もが通り過ぎる一度しかない10代のその時を瑞々しく、
はち切れるように生きている。

そんな彼女が、隠れ家に閉じ込められ、学ぶことも夢見ることも
奪われていったことは、つらく悲しいことであったに違いありません。
それでも、アンネはそんな制限された生活の中でも、
彼女を取り巻く家族や友人達と共に、小さな喜びと、小さな夢と、
小さな希望を見つけ、懸命に日々を送っていきます。

どんな状況に陥ったとしても、自分自身が歩くべき道を、
前を向いてしっかり歩くしかない。

隠れ家で暮らす彼女たちから、そんなことを教えられたような
気がしておりました。
今回の震災、そして原発の事故という未曾有の危機を目の前にして、
恐怖と、不安に体が震える日もありました。

でも今こそ、アンネがそうしたように、日々の暮らしの中で
しっかりと前を向き、小さな喜び、小さな夢、小さな希望を見つけるため、
進んでいきたい。心からそう思います。
サザエさんのような平凡な毎日。実はこれが幸せなんですね。
被災地の皆様にも、一日も早く日常が戻りますよう、心から祈ります。

今回アンネを演じる、野本ほたるさんと、田上真里奈さん。
彼女たちは、今の日本のこの毎日の中から、
アンネを生み出す努力を毎日、毎日続けています。
総勢30名近いキャスト、そして私たちの生演奏で、
今だからこそ!の作品ができつつあります。

是非、劇場でお目にかかれますよう。心からお待ち申し上げております。

楽士 松本泰子

楽士:和田 啓、松本泰子
楽士:和田 啓、松本泰子 ※写真は前回公演の様子
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

公式サイト
アンネHP
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新記事
カテゴリ
リンク
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。