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60周年記念の『アンネ』

周りの方に、
「劇団ひまわりの創立60周年に『アンネ』を上演します」
とお伝えした時、さまざまな反応をいただきます。

私には直接言わなくとも、
「記念公演なのになぜもっと明るく華やかな作品にしないのだろう?」
と思われた方もいらっしゃると思います。
そのあたりのことを少しお話しできればと思います。



ユダヤ人の迫害、そして虐殺。
人間は憎しみや恐怖でこんなことまでしてしまう。
しかし、これは小説や映画の中の物語ではなく、
同じ時代を生きている人、私の両親や出演者の祖父母と
同年代の方が体験した出来事なのだ。

15年という短い人生をひたむきに生きたアンネ。
隠れ家生活でも精一杯人間らしく生きた少女。

彼女たちの生き方と、現代の私たちが抱えている
閉塞感や重々しさは全く似て非なるものである。

しかし、アンネの様に夢を持って生きているのであろうか。
彼女よりずっと自由な環境に身を置き、物質的には
恵まれているのに、悲観的になりすぎていないだろうか。

そんなことを考えていたら、
「アンネの日記」という原作をモチーフに、
ユーモアや葛藤を持って演劇化できないだろうか?
という思いが湧いてきた。
発展途上の若い才能を集めて上演することができるのか?

演劇を長くやったからといって、どんな役でも
演じられるようになるわけじゃない。
その世代特有の空気感、透明感、活きの良さが
なければできない役がある。

そう思ったら『アンネ』こそが「劇団ひまわり」にとって
最適な作品だと思った。
だからこそチャレンジしてみたかった。

そして演出の山下さんや脚本の横山さんらの力によって
舞台化され、2009年に初演を迎えた。
たくさんの方に「感動した」というお声をいただいた。
そして、『アンネ』に出演したことによって、
驚くほどの成長を遂げた出演者たちの姿があった。

命を粗末にしてほしくない。
悲観的になってやつあたりしないでほしい。
世界のあちこちで今も戦争が起こり続けている。
日本ではたくさんの人が自殺という悲しい道を選んでいる。

『アンネ』という作品を通して命について考えたかった。
若い人たちにも伝えたかった。
悲劇だけど悲劇ではない。
この作品で元気をあたえたかった。

座席数123席の「シアター代官山」なら、
隠れ家生活を一緒に体感できるはず。
アンネたちの日常を一緒に楽しんで欲しい。

ぜひたくさんの人にご覧いただきたい。


砂岡不二夫
プロデューサー
砂岡不二夫

『アンネ』公演情報

2011年7月、劇団ひまわりは創立60周年を迎えます。
そこで、「きらめくいのち三部作」と題した三作品を年間を通して上演することに決定しました。
第一弾となる記念すべき作品は『アンネ』。

そう、『アンネ』が帰ってくるのです!

隠れ家生活を送るアンネと家族たちを通して、思春期の少女の内面の輝きと成長の軌跡に光を当てた本作品は、2009年の初演時、毎回カーテンコールが鳴りやまない熱狂的な支持を受けました。
熱い声援に後押しされ、劇団ひまわり創立60周年記念公演として待望の再演です。
生演奏と役者たちの絶妙のアンサンブル、どうぞご期待ください!

アンネ・フランク著 
深町眞理子訳『アンネの日記<増補新訂版>』(文春文庫刊)
Based on HET ACHTERHUIS by Anne Frank,
translated by Mariko Fukamachi as "ANNE NO NIKKI "
Copyright(c)1991 by ANNE FRANK-Fonds, Basel
Japanese language dramatization and stage performance rights arranged with
ANNE FRANK-Fonds, Basel through Tuttle-Mori Agency, Inc., Tokyo


◆公演日程・会場
2011年5月3日(火)~5月15日(日) 全18公演
シアター代官山
〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2-12-12
JR・東京メトロ「恵比寿」駅より徒歩7分
東急東横線「代官山」駅より徒歩5分

アンネ公演日程・時間
※上演時間は2時間30分です。(休憩はありません)
※ロビー開場は開演1時間前、客席開場は開演30分前です。

◆チケット
一般発売 2011年3月19日(土)
全席指定 4,800円(税込)

・劇団ひまわりチケットセンター
電話 03-3476-0077(受付:全日10:00~18:00)

・Confetti(カンフェティ)
電話 0120-240-540(受付:平日10:00~18:00)
PCサイト http://confetti-web.com/
携帯サイト http://cnfti.com/

◆キャスト         A       B
アンネ         野本ほたる   田上真里奈
オットー        上野聖太    上野聖太
エーディット      小川潤子    望月寛子
マルゴー        石川由依    宮原理子
ファン・ダーン氏    大吉秀次郎   齋藤秀貴
ファン・ダーン夫人   嶋 尚美    竹内レナ
ペーター        田中雄土    鳥越裕貴
ミープ・ヒース     井上阿弥    西村有加
アルベルト・デュッセル 中濱弘祐    遠藤博之
プリシラ・レイン    熊本野映    熊本野映
アドルフ・ヒトラー    郷本直也    郷本直也
コロス(男)      篠崎 徹、青山義典、厚木拓郎、豊田 豪、西山康平、本澤未来
コロス(女)      河口舞華、斉藤 萌、辻内はるか、松村理子
楽士          和田 啓、松本泰子
※出演者は変更となる場合がございます。

◆スタッフ
脚本      横山一真
演出      山下晃彦
音楽      和田 啓
振付・ステージング KALAMA WAIOLI
舞台美術    尼川ゆら
衣装      関野公子
照明      重松希代子
音響      山田健之
歌唱指導    松本泰子
舞台監督    松本憲治
宣伝写真    長野博文(R・A・N・K・A)
宣伝デザイン  佐藤穣太(ステンスキ)
宣伝ヘアメイク Toyoda Yousuke
キャスト写真  今村健一
プロデューサー 砂岡不二夫
企画・製作   劇団ひまわり

◆お問い合わせ
劇団ひまわりチケットセンター
電話 03-3476-0077
FAX 03-3476-1439
E-Mail:anne@himawari.net

アンネ再演に向けて 「美しくて…切なくて…、でも楽しくて…」

観客の皆様の熱い後押しのおかげで、
劇団ひまわり創立60周年記念公演第一弾として、
5月に「アンネ」が再演される。

作品を創る立場として再演というのはとてもありがたく、嬉しいことです。
この場を借りて、あらためて関係者の皆様に感謝を申し上げます。
ありがとうございます。

「アンネ」の初演は2009年11月。
忘れられない1コマがある。

ごったがえす終演後の劇場ロビーで、
手をさし出されたことがあった。
目を赤く腫らした初対面の女性だった。

「美しくて…切なくて…、でも楽しくて…」

それだけ言うと、泣き笑いで絶句してしまわれた。
その人の手のぬくもりと息づかいから、
「アンネ」を丸ごと受けとめてくれたような深さが伝わってきた。

世界中に、色々な舞台があっていいと思う。
でも、深刻な苦悩ばかりを見せて、
お客様を疲れさせて劇場から帰したくない。
かと言って、楽しい気晴らしのだけの舞台もどうだろう?
どちらも演劇の活力を殺してしまうだろう。

「見巧者」を納得させるもの。
「衆人愛敬」でみんなが喜ぶもの。
600年前の世阿弥の時代から、
舞台を創るものはこの二つの間で揺れ動いてきた。

人生に笑いもあれば涙もあるように、
舞台上に世界全部を掬い取りたい。
音楽が奏でられ、役者の言葉がひらかれ、言葉は歌となり、踊りが始まる。
真剣な議論の後には、他愛ないおしゃべり。
絶望と希望、沈黙と饒舌が共にあり、体で語られるような舞台。

そう、「世界と自分自身の鏡」となるような舞台。

そんな想いを一燈として、
初演はみんなで夜の荒野を突っ走るように創った。
そしてまた、今月から稽古がスタートします。

70年前の戦争のことに、
オランダで隠れて生きたユダヤ人少女のことに、
全く関心がなくてもかまいません。大丈夫。

あらゆる年齢のお客様に愛していただける芝居だと思っています。

まだ出会っていない多くのお客様と出会いたい!
劇場でお目にかかれることを楽しみにしています!

山下晃彦
演出家 山下晃彦

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

公式サイト
アンネHP
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